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STTG工法に関してよくあるご質問

<コスト面>

Q1. 「従来工法では漏水箇所の施工が出来ませんでした」と記載があります。しかしながら、以前も、漏水箇所の対策として、現場では何らかの手段(止水材を用いない工法)で止水を行っていたと考えられます。その時はどうしていたのか説明してください。

→漏水量が多い場合の代表的な止水工法は、吸水性ウレタンプレポリマーを使用したウレタン工法です。これについては、再漏水が多いのが欠点です。
 今回は、石油樹脂・アクリル樹脂系の従来工法と比較していますが、この工法では、にじみ程度の漏水を対象としておりそれより多い漏水の場合は注入材が水により希釈され、固形化できずに流れてしまい施工ができませんでした。

Q2. 既存の工法との価格、工程、特徴などを比較資料はありますか。
→以下の通りです。

工法名
石油樹脂・アクリル系樹脂
高圧注入工法(STTG工法)
アクリル系高圧注入工法
ウレタン系高圧注入工法
工法概略伸びや付着性に優れる石油樹脂・アクリル系止水材料に親水性ウレタンプレポリマーを混合し、主材のゲルタイムを要求性能の範囲に早めた。
(2液タイプ)
極めて低粘度の親水性高弾性樹脂を高圧で注入し、硬化樹脂の弾性反発と吸水樹脂によりひび割れを閉塞する。
(2液タイプ)
ポリイソシアネートが水と接触し、所定の時間経過後に従い、順次反応を始め、最終的に全量がゲル化する。このゲルはほとんど分散材を含んでいない。(1液タイプ)
特徴
主成分石油樹脂・アクリル樹脂、親水性ウレタンプレポリマーアクリル樹脂、硬化剤親水性ウレタンプレポリマー
充填性
微細クラックへの対応も可能微細クラックへの対応も可能微細クラックへの対応も可能
透水性優れた止水性を有する優れた止水性を有する優れた止水性を有する
変位追従性伸び、付着性に優れ、追随性が高い高弾性のため伸縮性に対する抵抗性が高い伸びや付着性がないため、追従性は低い
耐久性経年変化はほとんどない経年変化はほとんどない伸縮する目地等には追随できない
工程(ウレタン系高圧注入工法での作業時間を1.0とする)1.51.51.0
価格(ウレタン系高圧注入工法を1.0とする)1.42.51.0

 

<施工面・品質面>

Q3. 硬化促進剤に含まれる吸水性ウレタンポリマーは、従来のウレタン注入材に用いられるものと同様なものでしょうか。石油樹脂・アクリル樹脂系材料自体は、コンクリートとの付着に優れ、構造物の挙動にも追随するとのことですが、吸水性ウレタンポリマーが痩せたりすることはありませんか。また、痩せることがある場合、それによる影響ありませんか。

→1)硬化促進剤に含まれる吸水性ウレタンポリマーは、従来のウレタン注入材に用いられるものと同様なものです。
→2)吸水性ウレタンポリマーの痩せ
・ウレタンポリマー量が5~10%と主材に比較して少ないこと
・硬化体は硬化促進剤混合率 10%以下では、発泡しないが10%を超えると発泡が著しくなることを確認しました。長期的な体積減少(材料やせ)等を考慮した場合、硬化促進剤混合率を10%以下であれば体積変化はわずかと判断されました。
・実績としては、再漏水が発生していません。
以上より材料が痩せることに伴う影響はほとんどないと考えます。

Q4. 硬化時間短縮による躯体への影響等はどの程度確認されているのでしょうか。また、硬化時間が短縮されるという事は、止水材がクラック全体に回り込まないという状況は生じないのでしょうか。また、施工時期の制約は、発生しないのでしょうか。

→1)硬化時間短縮による躯体への影響等
 注入圧の管理では、コンクリート強度以下に抑えていること、材料硬化に伴う材料の膨張はほとんどないこと、また、硬化体自体の強度はコンクリートに比較し、小さいことを確認しています。このことから、躯体への影響は、ほどんどないと考えます。
→2)止水材がクラック全体に回り込まないという状況
 止水材がクラック全体に十分に充填される硬化時間を施工実績より確認して、5分~20分としています。
→3)施工時期の制約等
・通常都内の地下で施工する場合には、厳冬期でも材料を入れた缶をウォーマー等で20℃程度に暖めることで、十分対応が可能と考えます。
・真夏の温度が35~40℃程度の場合には、硬化促進剤の量を少なくすることで対応可能です。
・材料の硬化時間は、材料温度が10度以下で規定の硬化時間である5分~20分より長くかかる状況が発生します。この様な状況が発生しないような材料温度の調整は可能です。

Q5. 止水の耐久性はどの位でありますか。
→2012年7月に初めて実構造物に施工して、現在まで施工しているがほとんど再漏水は認められていません。

Q6. 長期経過後の性能維持等の状況確認を継続して、実績の把握・検証をした資料はありますか。
→1)ダム監査路では、施工後で3年7ヶ月経過していますが、この箇所での再漏水も発生していません。なお、このダム監査路に作用する水圧(最大水圧0.12mPa)は変動しています。
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Q7. 最大湧水量はどのくらいまで止められるか。
→施工実績としては、200リッター/分が最大である。湧水量が多くなった場合、集水、ゲルタイムの早い材料を使用した下処理が必要です。

Q8. 施工品質の確保はどうしているか。
→材料の配合、ゲルタイム、最大注入圧、注入量などの基本的なデータを採り、記録に残すことを考えています。また、現場責任者の要請、経験の多いベテランによる現地での指導と認定制度を考えています。

Q9. 目地から漏水を止める場合、目地材の除去・コンクリートのはつりなど必要か。
→完全に剥離したものは撤去が好ましいが、本体と付着している場合は、除去しないで止水することができます。

Q10. 出来形(注入深さ)の確認はどのように行うのでしょうか。
→出来形の確認は、下記のように実施しています。
・削孔深さは、削孔機のドリルにマーキングをし、この位置を確 
 認しながら施工します。
・削孔後は、削孔に伴うコンクリート粉を除去します。
・鉄筋等にドリルが当たった場合には、削孔位置を見直します。

<その他>

Q11. 注入材の有毒性はどうですか。
→注入材の石油樹脂を始め、広く産業分野で使用されている汎用品を使用しており、硬化促進剤を除き、毒物劇物取締り法、消防法、公害防止関連法に該当しません。
ゲル化剤、硬化促進剤は量は多くありませんが、危険物第四類第三石油類です。
注入材は直接、目や鼻に入った場合には水でよく洗い流し、病院に行く必要があります。

Q12. 確実に施工できる施工会社はどのくらいあるか。
→現在施工できる会社は、STTG工法協会会員会社で37社ある。実施工者に対して協会として技能認定を実施しており、すでに150名以上が認定を受けています。

Q13. 一般社団法人STTG工法協会の役割について教えて下さい。
→工法を皆さまにご理解していただき、広く安心して利用してもらうことを目的として設立しました。工法の紹介、品質向上、それに伴う技能向上などの業務を実施しています。

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